2012 ガス主任技術者試験 直前対策 (製造科目) 2012 ガス主任技術者試験 直前対策 (製造科目) 勉強 - その他 主任技術者 ガス 主任 試験 製造 Q1製造6 Bレベル 問題 バイオガスに関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢① バイオマスとは、生物資源の量を表す概念で、再生可能な生物由来の有機性資源で化石資源を除いたものをいう。その資源は、廃棄物、資源作物など多岐にわたる。② バイオマスは生物が光合成によって生成した有機物であり、バイオマスを燃焼すること等により放出される二酸化炭素は、生物の生長過程で光合成により、大気から吸収した二酸化炭素であることから、バイオマスは、大気中の二酸化炭素を増加させない。この特性をカーボンニュートラルという。③バイオガスは、都市ガスとして利用する際は、精製等を行い、組成や熱量について必要な条件を満たさなければならない。④バイオガスの発生量は、季節、時間によっても大きく変動しないため、ベースロードに適する。 Q2製造7 Bレベル 問題 ガスの製造設備に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢① 新しく導管を敷設することが経済的に困難な場合や、遠隔地の都市ガス会社へは、需要地点にLNGサテライト基地を設け、LNGローリーによる輸送が行われる。② アンローディングアームのジョイントには、複列ボールベアリングを使用した360度回転可能な継手を用いる。これを迅速継手という。③LNGの払い出しにより密閉空間であるLNG船貯槽の気層部が増大して、貯槽の圧力が低下することを防止するため、発生したBOGの一部をLNG船に低圧で返送する設備を、リターンガスブロワーという。④LNG受入時の安全対策として,LNG船の不測の移動や火災発生時等の緊急時に、迅速にアンローディングアームを安全に切り離す装置を、緊急離脱装置という。 Q3製造13 Aレベル 問題 気化状態の天然ガス200m3と気化状態の石油ガス100m3を混合器で混合した場合、混合ガスの発熱量はいくらか。ただし、天然ガスの発熱量は40MJ/m3,石油ガスの発熱量は100MJ/m3とする。 選択肢①30MJ②40MJ③50MJ④60MJ Q4製造14 Aレベル 問題 熱量調整方式についての説明で誤っているものはどれか。 選択肢①熱量調整の方法には、ガスーガス熱調、液―ガス熱調、液―液熱調の3つの方式がある。②ガスーガス熱調は、ガス状態で混合させる方式で、高温熱源が必要で、ランニングコストが高いが、熱量調整範囲が広い方式である。③液―ガス熱調は、LPGを用いて熱量調整する方式で、天然ガスの温度により運転範囲の制限を受けることがあるが、LPG気化器が不要で、ランニングコストが高い。④液―液熱調は、LNGとLPGを液体のまま熱量調整する方式で、気化器が不要のため、ランニングコストが安く、熱量調整範囲も広く取れる。 Q5製造20 Aレベル 問題 計測機器の関する説明で、正しいものはどれか。 選択肢①熱電対温度計・・金属の電気抵抗値が温度上昇によって増加する特性を利用し、測定する。②ベローズ・・受圧部は方端が密閉された円筒状で側面に数個の蛇腹状のヒダが付いている。この開放端を固定し、圧力をかけると反対方向に伸びる変位が生じる。この変位を回転運動に変え指示させる。③オーバル式流量計・・ガスを一定の容器に入れ、充満後排出しその回転を体積に換算しカウンターに表示させる。④超音波式レベル計・・マイクロ波を測定面に照射して反射波を受信し、マイクロ波の往復時間により測定面までの距離を求める。 Q6製造21 Aレベル 問題 ガス製造工場で渦巻きポンプが多く使用されている理由について誤っているものはどれか。 選択肢①液量、揚程の広い範囲で使用できる。②ほかの型式に比べて軽量で、据え付け面積をとらない。③吐出に脈動がないが、効率はあまりよくない。④電動機と直結ができ、ベルト、歯車を通じて簡単に運転するとこができる。 Q7製造27 Aレベル 問題 保安電源に関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢①保安電力は、買電、自家発電、蓄電池などによる電力又は電力以外の動力源の中から選定する。買電のみで保安電源を確保するには、常用線とは系統の異なる予備回線又はそれに相当する保安電力として措置されたものが必要である。②非常用発電設備には、停電時に短時間で起動する必要があることから、原動機には、ディーゼル機関やガスタービンが用いられる。また発電機は単独で運転する必要があるため、誘導発電機が用いられる。③UPSは、交流入力を整流部で直流に変換後、蓄電池に充電されるとともに、インバータ部で一定電圧、一定周波数の交流に変換後、出力される。そして、停電時には、蓄電池の放電によりインバータ部を経由して交流出力される。④重要設備の計装・制御回路などの電源は、停電時の保安確保を目的に直流で構成されることが多い。直流電源装置は、停電時蓄電池の出力をそのまま供給できるため、交流を出力するUPSに比べて単純な回路構成となる。 Q8製造28 Aレベル 問題 電気設備に関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢①発電機には、交流発電機と直流発電機がある。交流発電機には、誘導発電機と同期発電機があり、電車、エレベーター、巻上機などに多く用いられるのは、誘電発電機である。②電気設備の技術基準では、低圧の電路の絶縁性能は、300Vを超えるものは、絶縁抵抗値は0.4MΩ以上と定められている。③電気機械器具防爆構造規格では、危険場所は、特別危険場所、第一種危険場所、第二種危険場所に分類されている。④電気機械器具防爆構造規格では、本質安全防爆構造とは、電気機械器具を構成する部分で発生する火花、アークまたは熱がガスまたは蒸気に点火するおそれがないことが点火試験などにより確認された構造をいう。 Q9製造34 Aレベル 問題 大気汚染の防止に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①燃焼に伴い発生するNOXには、燃料中に含まれる各種窒素化合物に燃焼により生成する、ThermalNOXと、空気中の窒素が燃焼による高温状態で酸化されて生成するFuelNOXがある。②NOXの抑制には、二段燃焼による方法がある。この方法は、一段目では計算上必要とされる量より少ない空気で燃焼させ、燃焼下流の二段目で残りの空気を送って燃焼させる方法である。③濃淡燃焼とは、複数のバーナーを燃料過剰の状態で使用し、その周囲に空気過剰のバーナーを配置して、二段燃焼の場合と同様の効果により、NOXの生成を抑制する。④排煙脱硝法には、乾式法であるアンモニア接触還元法と、無触媒還元法、湿式である酸化還元法があり、実用化しているものは、ほとんど乾式法である。 Q10製造38 Cレベル 問題 環境問題に関する説明で、正しいものはどれか。 選択肢①廃棄物処理法では、発生形態や性状の違いから、産業廃棄物と一般廃棄物が定義されており、一般廃棄物に該当しないものは、産業廃棄物となる。②産業廃棄物の処理は事業者自ら行うことはできず、法で定められた委託基準(委託業者との書面での契約、排出時の産業廃棄物管理票(マニュフェスト)の交付など)に従って処理委託を行わなければならない。③MSDS制度とは、「化管法」「労働安全衛生法」などに基づき、対象化学物質または、それを含有する製品を事業者間で取引する際、その性状及び取扱いに関する情報の提供を義務付ける制度である。④環境マネジメントシステムには、国際化規格のISO9001がある。